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音楽で泣ける贅沢

水曜日のブログでパワーを分けてもらったような気がする、と書きました佐渡裕さん。
昨日、NHKの「スタジオパークからこんにちは」に佐渡さん&シエナ・ウインド・オーケストラが出演しておりまして、ビデオに録画していたので拝見しました。
冒頭から、かなりハイ・テンポな「星条旗よ永遠なれ」(前半省略してましたけど)。
いやぁ、テンション上がります(笑)。

佐渡さんの指揮、好き嫌いあると思うのですけれど。私は、見ているととても楽しくなります。と言いますのも、振っている佐渡さんがとても楽しそうになさっているので、その楽しさやワクワク感が伝わってくるのですね。
今まで、数多くの(と言っても、ツウの方から見たらたかが知れている数だと思いますが;)演奏会に行って、指揮者を目にしてきましたけれど。振っている指揮者の背中から音楽が聞こえてきたような錯覚を覚えたのは、今のところ佐渡さんだけだったりします。
……近いうちに、二人目が現れそうな予感がするのですけれど(笑)。

佐渡さん&シエナの皆さんは、この他にも「威風堂々」をはじめ、何曲か演奏して下さって。そのどれも素晴らしかったのですけれど。
ラストに演奏されたJ.S.バッハ作曲「主よ、人の望みの喜びよ」を聴いて、祈るように指揮をする佐渡さんを見て、泣きました。
佐渡さんの指揮は、今まで何度か生で見て、CDも持っていますけれど。ジーンと感動した、ということは何度もありましたけれど、涙が零れ落ちる、つまりはっきりと「泣く」まで行ったのは、昨日が初めてでした。
もとの曲自体も美しくて、素晴らしい曲なのですけれど。この曲で泣かされたのも、初めてではないか、と。
ワクワク楽しませてくれる曲の後で、しっとりと聴かせてくれて、しかも泣かせてくれて。大満足でした。

そういえば、音楽を聴いて泣く、というのもある意味で贅沢なことだなぁ、と思うのです。
今まで、ロストロポーヴィチのチェロ・リサイタルに行って、バッハ作曲の無伴奏チェロ組曲第5番(おお、そういえばこれもバッハさんだ!)を聴いて、気がついたら泣いていた、なんてこともありましたし。
G-CLEFのライブに行って、一番好きで思い入れの深い「アンデスに告白(ラブ・レター)」を演奏してくれた時に、あまりの嬉しさに感極まったのと、落合徹也氏のヴァイオリンが素晴らしかったのとで泣きましたし。
テニプリ分室の「sautille」シリーズでも後書きでチラリと書きましたが、バッハ作曲(って、これもバッハ;)の「シャコンヌ」をヘンリック・シェリング氏のヴァイオリンで聴くと、これまた泣きます。

そして今、これを聴いたら確実に泣く!というのが、金聖響さん指揮&オーケストラ・アンサンブル金沢のCD、ベートーヴェン作曲交響曲第3番「英雄」の第2楽章。
この第2楽章は「葬送行進曲」ということで、とても重厚でかつ美しいなぁ、と思えるのですけれど。その途中、バッハを思わせるような、主題を次々と繰り返す部分があります。
セカンド・ヴァイオリンから始まった主題が、次から次へと受け渡されていって、音が厚くなっていって、クレッシェンドして、ティンパニがガーン!と入ってくる。
その響きにどうしようもなく心を揺さぶられて、天から下される鉄槌を思わせるように鋭く、重々しいティンパニの響きに痺れて、泣きます。

今、聖響さん&OEKさんのCDはモバイルに落として、常に持ち歩いていて、授業の合間の休み時間にも聴くのですけれど。先日、休み時間にここを聴いていてあやうく泣きそうになって「いかん、ここは教室だ!」と必死で我慢しました(笑)。
授業中に、集中がそれてこの部分が頭の中で自動再生されて、うっかりそっちに気を取られて泣きそうになった、なんてこともありましたっけね(笑)。
……ちゃんと集中して授業聞けよ、ってツッコミが入りそうなんですが(笑)。

昨日録画したビデオを見て、佐渡さん&シエナの演奏を聴いて泣いて。
ああ、こういうのっていい贅沢だよなぁ、と思ったので。
ちょっと「泣ける音楽」絡みで今日のブログはまとめてみました。

……って、これはあくまでも私の独断と偏見なので、聴いた人全てがそう感じるわけではない、ということをお断りしておきます。

<以下、余談(?)>
金曜日の「スタジオパーク」を録画したビデオ。
その前には、聖響さんが指揮したCHEMISTRY&東京フィルのコンサートが入ってます。
意図的に10~15分ほど余分に巻き戻して、そこからビデオを見て「うーん、CHEMISTRYの歌声と東京フィルさんのサウンドに身を任せてる聖響さん、気持ちよさそう~」と微笑ましく見ながら、時々「おお、ここは!」と萌えるおバカなファンは私です(笑)。

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