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発表会の新常識?

今日1日は、まず大阪のザ・シンフォニーホールに電話をかけ、10月16日の聖響ウィーン古典派のチケットをGETすることから始まりました。
このホールでクラシックのコンサートを聴くのは初めてなので、どの辺りが空いている、とか、どこがA席でどこがB席か確認しよう、ということで直接電話してみました。
HPの座席表を見ながら担当の方とお話していたのですが……。
A席とB席、一応どちらも空いている場所を尋ねてみたところ、A席で残っているのは後ろの方で、2階席の下になる辺り。B席で残っているのは、ステージの上手側にある、2階ボックス席の一番奥。どちらにしようかと考えていましたら、担当の方が一言。

担当者:「指揮者がよく見えるのは、B席のRAです」
私:「じゃぁ、そこを2枚お願いします(←即決;)」

………
……
さすが、よくわかっていらっしゃる!(笑)
その一言を聞いて、思い出しました。
聖響さんのCD、ベートーヴェンの交響曲2&7番のライナーノーツで音楽ライターの山尾さんが書いておられたことを。

金聖響さんが大阪のザ・シンフォニーホールで振る時は、指揮者がよく見えるステージ後方の席が瞬く間に売り切れる。

というお話。
さすがにチケットセンターの窓口の方も、その辺りをよくわかっておられるんだなぁ、と感心してしまいました。

で、話は前後するのですが、昨日は友人の一人がピアノ伴奏を頼まれた、ということで、地元のとあるヴァイオリン教室の発表会を聞きに行きました。
まだ初めて間もない子供さん~大人の方から、すでに数年習っておられると見受けられる学生さんまで、いろいろな方が出てこられてました。曲が途中で止まってしまったり、音程がかなりヤバかったり……という演奏もあったのですが、全体として楽しませていただきました。
緊張を隠せない面持ちで、拙いながらも頑張ってヴァイオリンを弾いている子供を見て、隣で見ていた別の友人が一言。

友人:「石田(泰尚)さんにも、あんな頃があったのかなぁ」
私:「そりゃ、あったでしょ。石田さんも聖響さんも、最初から上手かったワケじゃないんだし」

まぁ、それだけ聞いてれば普通の会話なんですけど。
驚いたのは、そういうセリフが私の口からではなく、彼女の口から出た、ということでございます。
……フフフ、君もかなり毒されたな(笑)。

全体として、皆さんとても頑張って弾いておられたのですけれど、気になったことがありました。
それは、緊張していたり、練習時間が足りなくて曲に自信が持てなかったり……という、さまざまな事情があるのだろうとは思うのですけれど。
弾いている方が、あまり楽しそうじゃないなぁ、という。
自分が楽譜を追いかけるのにいっぱいいっぱいで、伴奏者の音を全く聴いていなかったり。
伴奏者の方が途中で落ちてしまったり。
TシャツにGパンといった普段着で出てこられたり。
演奏を楽しんでいる、というより、別に出たくないんだけど出ろって言われたんだよね~、的な印象を、何人か受ける人がおられました。

私がピアノの発表会に出ていた子供の頃は、発表会ともなれば必死で練習して、楽譜も暗譜して。
一張羅……とまでは言いませんが、ドレスアップしてステージに上がったものですけれど。
最近はジャージで来る人もいる、なんて話も聞いたのですが。
発表会=晴れの舞台ではない、というのが今の常識なのかなぁ?
とちょっと寂しくもなった発表会でした。

ついでに余談ですが、その発表会で何度か登場したのが、バッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 第1楽章」でした。
他に、ヴァイオリン協奏曲第1番の1楽章も、「伴奏するかも…」ということで練習し、バッハを合奏する楽しさに目覚めていたピアノの友人が、終わった後でこんなことを言い出しました。

二つのヴァイオリンのための協奏曲、私たち3人(ピアノ+ヴァイオリン&ヴィオラ)で演奏できないかしら?
結月ちゃん(仮)、編曲してみない?

………
……
私のような凡人に、偉大なるバッハに挑めと仰るか!?

と言い返した数分後、思いつきました。
ヴィオラはヴァイオリンと比べて弦1本分音が低くて、まともに弾いたらハイ・ポジション多様で弾きにくい。ならば、曲を弦1本分=5度下げばいいんじゃない? それくらいなら、私にもできるし……、と。
友人は「バッハ伴奏したい熱」に、私は「5度下げてやってみる?熱」に浮かされて、帰宅してからさっそく楽譜を5度下げて、ニ短調→ト短調へ転調する、という作業をやってみました。
途中までやってみたのですが、かなりいい感じです。
問題は、低音が足りなくなる1stヴァイオリンのパートをどうやってごまかすか、ということなんですが(苦笑)。
そして、楽譜をPCの音楽ソフトに入力する作業をしながら、思いました。

バッハって、すげぇ。

ただ漠然と曲を聴いているだけでは、決して気づかなかったであろうことに気づかされた。
そんな気分でした。
……でも、転調するのはいいけど、ホントに弾けるのか? 私&ヴィオラの友人は(苦笑)。

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