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陶器の植物図鑑

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今日は、世間一般では3連休の最終日。
でも、ワタクシは祝日は普通に午前中はバイト~、ということで、午前中はお仕事して、午後から母上とデートしてきました。
駅の近くにできたホテルのカフェでランチして、それから美術館へ。
岡山市立オリエント美術館で開催されている、ロイヤル・コペンハーゲン展へ行きました。

もともと、陶器や美術品に関しては、母上が興味を持っておりまして。で、娘の私がそれに影響されて(というか、小さい頃から連れまわされているうちに、自然にそうなった、というのが正しいです;)好きになった、という。
で、ロイヤルコペンハーゲンといえば、デンマーク王室御用達で、ウェッジウッドやマイセンなどと並んで高級陶器として有名でございます。
そのロイヤル・コペンハーゲンの陶器を集めて展示する、ということで、開催前から楽しみにしていて、でもいざ開催!となるとなかなか行けなくて、今日やっと見に行くことができました。

いやぁ、素晴らしかったです。
チラシに映っているのは、「フローダ・ダニカ」というシリーズで、ロシアのエカテリーナ2世に献上するために作られたらしいです。このシリーズ、平皿だけでなく、燭台やワインクーラー、陶器の花かごやティーセットなどなど、さまざまな食器が作られているのですが、どれもこれも、本当に陶器!?と思うほどに細工が細かくて。描かれている絵も、葉脈や茸のヒダの一つ一つなど、質感までわかるほどに詳細でした。
描かれている植物も、草花から茸、藻類に至るまで、実にさまざま。まさに、陶器の植物図鑑だね~、と母上と話しておりました。

他にも、日本の浮世絵に影響された「ジャポニズム」のシリーズや、動物をモチーフにしたものなど、多種多様な陶器がズラリと並んでおりまして、あれを一度に見られるというのは本当に貴重な経験でした。
動物シリーズでは、魚が取っ手になっているお盆とか(本当に、ピチピチと跳ねるのではないか、と思うほどの質感でした)。
取っ手がエビで、持ち手が蟹になっている、蓋付きのお盆とか。(←それを見て、「おお、カ●道楽や~」と思ってしまう庶民;)
風景をモチーフにしたものでは、とても写実的に描かれていて、見るごとに出るのはため息ばかり、という。

今回のロイヤル・コペンハーゲンにしてもそうなのですけれど。
例えば、日本国内では大名家に嫁ぐ姫の嫁入り道具とか。
冷泉家の代々の雛飾りとか。
能衣装とか。
そういった展示を見るにつけ思うのが、「こういう調度品に囲まれて生活していたら、自然とセンスが磨かれるだろうなぁ」ということ。
それはもう、例えば昨夜のような仲秋の名月を見ては泣き、春になれば桜が散ったといえば泣き、という感性も育ってくるワケですよ。
やはり、庶民には手の届かない世界だな~、と思ってしまいます。
でも、どこかそういう世界への憧れというものがあるのも事実で。だから、こういう展示があると美術館へ出かけてしまうんでしょう。そういえば、冷泉家の雛飾りについては、藤原定家が書いた日記『明月記』も見られるということで、わざわざ京都まで出かけて行きましたし(笑)。定家の『明月記』。大学時代にゼミで読まされたんですよねぇ。あの、レ点も何も打たれていない漢文で書かれた日記を(遠い目)。

と、余計なことを申しました。

美術館を出た後は、書店やCDショップを回って、丸善でアイルランド展をやっているというので、ギャラリーへ。
ついつい、そこに陳列されていたアイリッシュ・フィドルのCDを購入してしまいました。
古澤巌さんのコンサートで聴いて、「リバーダンス」を見て以来、密かに結構ハマっていたりします、アイリッシュ。
……と言いつつ、一時期ブームになったエ●ヤは、音が重なりすぎていて、ぼやけてつかみ所がなくて、聴いていてモネの絵の中に紛れ込んでしまったような気持ちになって、ニガテだというワガママっぷりなのですけれど(苦笑)。

とりとめのないお話になりましたが、今日はいろいろな物を見聞きしたな~、という、濃い1日でございました。

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