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指揮者 間宮浩介

今日からついに、全国東宝洋画系で『この胸いっぱいの愛を』が公開されました。
運良く、一昨日の試写会で一足お先に拝見したのですけれど。
今日は、その試写会会場よりも、椅子・音響・スクリーンの良い映画館で堪能しました。
いやぁ、やっぱり。
いい映画館で見ると、感情の入り方が違いますね。スクリーンで展開されるストーリーにだけ集中できるので。

今日は二度目ということで、次の展開がどうなるかわかっているためでしょうか。最初に見た時よりも、涙腺のスイッチが入るのが早かったです(笑)。ぶっちゃけ、今日の方が泣いたし、笑いました。
1日置いて見ても、やっぱり。
優しくて、温かくて、切なくて。
一つ一つのエピソードがとてもステキな映画だなぁ、と思いました。
多分、ラストシーンは、人によって受け取り方が違うと思うのですけれど。自分が受け止めたことを、受け止めたままに思っていればいいのではないか、と。突き放す意味ではなくて、いい意味で、そう思います。
よくわからない、と思った場合は、2度・3度と見て、指揮者・間宮浩介さんと『カヴァレリア・スルティカーナより 間奏曲』に泣きましょう♪(←だから、論点ズレてるってば;)

で、指揮者・間宮浩介さんですよ♪
思ったよりも、出番やアップが多くて嬉しいなぁ、と私は思ったのですけれどvvv
やっぱりステキですね、燕尾服姿♪
映画だから緊張なさっているのか、いつもより丁寧にお辞儀をして、指揮台に上がられたり。
曲がとても静かで、ゆったりとして、美しい曲だからでしょうか。指揮もとても優雅で、滑らかで、優しくて、柔らかくて♪
とても丁寧に歌い上げる旋律に、感動的なエピソードが乗ったら、「泣け」と言わんばかりでございます。
でも、曲が進むにつれて、演奏会や映像でよく見る振り方になっていって、「あ、素の聖響さんになってる」と思うのです。それがまた、たまらない、という(笑)。
日頃、ベートーヴェンなどの古典派を指揮する時は、ヴァイオリンを対向配置にして、弦楽器をノン・ヴィブラートで……といった具合のピリオド奏法を取り入れておられる聖響さんが、ドイツ式の配置で、弦楽器にしっかりヴィブラートをかけさせて歌い上げる。という映像が見られるのも、映画ならでは、ということでしょうか。
また、映画だから仕方ない、とは思うのですけれど。細かい注文をつけるならば、拍手は聖響さん……ならぬ、間宮浩介さんの手が完全に下りきるまで、ちょっと待っていただきたかったなぁ、と。
スミマセン、単なるファンのワガママです(汗;)。

そして、セリフは……。
カットされたと思われる、土下座して頼み込む比呂志さんとのやりとり、見てみたかったです。
マイクを持って、話すお姿は……。
イントネーションが関西風にならないように、と細心の注意を払って話しておられるのが、何とも微笑ましくてですねvvv
間宮さんが話すのが、本番中のステージ上に限定されているからこそ。
そして、アップになる間宮さんが、常に真面目な表情をなさっているからこそ。
劇中に登場する指揮者、間宮浩介さんは、カリスマ性のある新進気鋭の若手天才指揮者で。
音楽に関しては、一切妥協しない厳しさを持って、真摯に向き合っているんだなぁ、という様子が前面に出ているような気がしました。
だから、『カヴァレリア~』を振りながら浮かべる、満足げな微笑が、とても魅力的に見えてしまうんですよねぇ。

監督さんの演出なのか、自然とそうなってしまったのか、本人が強く意識しておられたのか。
常にキリッ!とした表情なのに、『カヴァレリア~』の時に見せる柔らかい表情は、反則ですわ(感涙)。
願わくば、ドヴォルザークの『新世界より』も間宮氏の指揮で聴きたかったなぁ~。

にしても、『この胸いっぱいの愛を』で初めて、金聖響という指揮者を知った方は。
日頃は、日本語をしゃべったら大阪弁で、気さくで人当たりの良い、面白い「お兄ちゃん」で。
優雅で柔らかい指揮もするけれど、リズミカルに軽やかだったり、熱くて激しくて鋭かったりする指揮もする人だ、という素顔を知って、そのギャップに驚かれるかもしれませんね(笑)。
サントラの仕上がりとか、「ええ音録れたんちゃいますか?(略)楽すぃみ~」と仰っていた当のご本人は、今アメリカはサンフランシスコにいらっしゃるようですけれど(笑)。
これを機会に、ぜひぜひぜひ、彼の演奏会に足を運んでいただきたいです。
指揮台で、嬉々として音楽と戯れ、何十もの楽器から音を引き出して、素晴らしい演奏へと誘導していく彼の姿と。その音楽を体感していただきたいなぁ、と思います。

以下は余談ですが。
ベートーヴェンさんの第九が流れるシーンでは、「ベートーヴェンごめんなさい」と謝る聖響さんの姿が思い出されて、ワタクシ、一人で笑ってしまいました。
聖響さんが指揮をする曲がバックに流れるシーンで、彼が指揮をする姿が重なって見えてしまうのは……ローソン限定DVDの見すぎですね(←すでに、何度見たか数え切れない人/苦笑;)。

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» 「この胸いっぱいの愛を」間宮浩介さま [春&秋&海]
本日公開の映画「この胸いっぱいの愛を」を観てきました。 何が目的って、それは指揮 [続きを読む]

受信: 2005.10.09 22:29

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