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芸能花舞台

NHKの番組HPで番組表を見ていたら、午後から放送される「芸能花舞台」で野村萬斎さん&市川染五郎さんの共演で「狂言・歌舞伎 二人三番叟」をやる、と出ていました。
お二人とも、NHK教育テレビや映画、シェークスピアの舞台にご出演なさっていたり。
「三番叟」が得意演目だったり、と共通点も多いのだとか。
狂言界と歌舞伎界の二大スター共演!でございます♪

そして、この「二人三番叟」のお囃子方。笛が一噌幸弘さんでした。
そう、2月に聖響さんと共演なさった方です♪
舞う(といか、踏む、と言うべきか)お二人が、狂言(と言いますか、能ですね)と歌舞伎から出ているということで、お囃子方も能と歌舞伎、それぞれからの混合編成なのだとか。
これは見逃せない!と思いまして、テレビの前でスタンバっておりました。

冒頭から、一噌さんの激しい笛に、3人の小鼓が一糸乱れず「ほっ、ポン」と鳴る様子は迫力がありました。
最初は、萬斎さんが「三番叟」を踏みます。
演目に入る前のインタビューで、演者もお囃子方に張り合うように声をかけながら踏むので、セッションをしているみたいだ、なんてことを仰ってましたけど。拝見していると、本当にそんな感じに見えました。

萬斎さんの切れのいい舞に続いて、今度は染五郎さんによる歌舞伎版の「三番叟」でした。
歌舞伎版ということで、三味線や唄が登場。お囃子方も、小鼓と大鼓を除いて、歌舞伎の方に変わってました。
切れのいいシャープな動きの萬斎さんの舞は、まさに「踏む」という印象が強かったのですが。
染五郎さんの「三番叟」は、やはり「踊り」という要素が強くなっているのか、一つ一つの動きが柔らかくて滑らかな感じを受けました。
歌舞伎も能の影響を受けている演目が多数ある、ということ。知識では知っていましたけれど、こうして同じ演目を狂言と歌舞伎の役者が同時に演じる、という試みを見せていただくと、その違いとか共通点とか、改めて気づかされることも多いものだなぁ、と興味深く拝見しました。

染五郎さんによる舞の後は、鈴を手にして扇を広げ、少しゆっくりしたテンポになる「鈴の段」。
こちらも先に萬斎さんが舞って、続いて染五郎さんが舞う、という流れになっていました。
萬斎さんは広げた扇を振ることもなく、真っ直ぐに持ったままでしたが、染五郎さんは扇もひらひらと優雅に振りながらの舞。染五郎さんが入ってくるところからは能のお囃子方に三味線が加わって、シャープでシンプルな動きの萬斎さんと、少しフクザツで優雅さも加わった染五郎さんの舞が同時に楽しめる、という贅沢な気分を味わわせていただきました。
お二人による舞の後は、唄が加わって染五郎さんお一人の舞。
そして再び、萬斎さんも加わっての舞となりました。
狂言師が歌舞伎の三味線&唄で舞う、という貴重な場面を見せていただきました。

これ、テレビですから画面でお二人同時に見ることができますけれど。
実際の舞台を見に行っていたら、萬斎さんと染五郎さん、どちらも同じだけしっかり見たいけど、どちらに重点を置いて見ようかしら?というジレンマに陥っていたかも、ですね(笑)。

萬斎さんの狂言を初めて見たのが12年ほど前。
大河ドラマ「花の乱」の細川勝元役で強烈な印象を受けた頃で、朝の連続テレビ小説「あぐり」に出演する前、だったと記憶しています。
それから狂言を面白いと思って、和泉流だけでなく大蔵流にもハマッて、舞台に足を運ぶようになりました。
1年に1回は見に行っていたんですが……去年は聖響さんのコンサートに行くことが最優先で、一度も行かなかったんですよね(苦笑)。
今年もそうなりそうなんですが(笑)。
もう2~3年したら、聖響さん熱も少し落ち着いてくるかしら?と思うので。
また舞台を見に行きたいなぁ、と思います。

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