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初春狂言福来る~東西狂言会

笑う門には福来る。
とよく申しますが。
良質な笑いは健康にも良く、気分転換としてもサイコーであります♪
というワケで、誕生日を迎えた今日。
国家試験に向けた勉強によるストレス解消&気分転換も兼ねて、ダーリンズの一人から誕生日プレゼントをいただくべく(←・ ・;)、久しぶりに狂言の舞台を拝見して参りました。

今日の番組は、大蔵流茂山家の皆様による「素袍落(すおうおとし)」
そして和泉流野村家の皆様による「二人袴(ふたりばかま)」です。
開演に先立って、和泉流の野村萬斎さんが狂言や番組の解説をして下さいました。

ありがたいことに、萬斎さんは10年以上前に出演なさったNHKの朝のテレビ小説「あぐり」のロケで岡山を訪れたり。後楽園で開かれる薪狂言に毎年来て下さったり……と、岡山に縁のある方です。
私がこの方の狂言を初めて見たのは、NHKの大河ドラマ「華の乱」で細川勝元を演じられた頃ですので、もう何年経つのやら(苦笑)
数年前は、母上と共に何度も狂言の舞台を見に通ったのですが、ここ1~2年はクラシック熱が再燃したこともありまして、とんとご無沙汰しておりまして。今日は久しぶりの狂言でした。

まずは、萬斎さんから狂言のお約束事とか、番組の内容や見所とか(オチはもちろん、見てのお楽しみです♪)、大蔵流と和泉流の違いとか。
楽しい話も交えつつ、わかりやすく説明していただきました。
家紋の入った着物に袴姿、ステキでございました(萌♪)

前半は、大蔵流茂山家の「素袍落」
太郎冠者は千作爺ちゃんで、主人が正邦さん、伯父は千五郎さん、という親子3代共演も見所でございました。
正邦さんは貫禄が出てきたなぁ、というのが全体としての感想です。声も益々いいお声になられて、ステキです(^^)
千作爺ちゃんは、お酒を飲んで酔っ払っていく演技が絶妙です。1杯目、2杯目……と杯が進んでいくと、ホントに酔っ払ったみたいに顔が赤くなっていくんですよね。
「お酒の味がよくわからなかったから」とか「いいお酒だからもっとちょうだい」とか、千五郎さん演じる主人の伯父にお酒をおねだりするその言い回しも絶妙♪
「狂言でお酒を飲む場合、飲みすぎて失敗することが多い」という、開演前の萬斎さんのお言葉どおり、太郎冠者は主人の言いつけを破って失敗してしまうんですが、慌てっぷりも叱られっぷりも可愛らしくて楽しくて。
さすがにお年を召されたなぁ、という印象は拭えないのですが、まだまだ息子や孫には負けん!といった素晴らしい太郎冠者でございました(^^)

千作爺ちゃんって、人間国宝でもあり凄い人なんですけど。
ついつい“千作爺ちゃん”と呼んでしまうような親しみやすさとか、愛らしさがあるんですよねぇ。
見ていて本当に和みます(^^)
今日のタイトルとおり、拝見しているだけで“福”をいただけるような気が致しました。

休憩を挟みまして、今度は和泉流野村家の「二人袴」です。
嫁入りの後、お婿さんがお舅さんの家にご挨拶に行くという“婿入り”のお話でして。
自分の婿入りなんだけど、父親に「心細いからついて来て」とおねだりしたり、礼装である長袴の穿き方がわからないから「教えて」なんて言ってしまう、ちょっと頼りない初々しいお婿さんを演じるのは、約30年聟を演じている、と仰った萬斎さん(笑)
父親は本当のお父さんでもある万作さんです。

この二人袴。
書いて字のごとく、最初は聟だけが挨拶するはずが、ひょんなことから父親まで舅に挨拶をしなければいけない破目になってしまったんだけれど礼装用の袴は一つしかなくて、さぁどうしよう!?てなお話です。
慌てふためく親子のやり取り、メチャメチャ面白くて笑いが止まりませんでした(笑)
また、一つの袴を二人で分ける妙案を父親が編み出すんですが、そのために“常に後姿を見せないように”気を遣わなければいけなくなってしまうんです。
後姿は見せられないけれど後姿を見せなければならない状況に陥った時、さぁどうやって後姿を見せずにその場を乗り切るか、と四苦八苦する様子も楽しくて。萬斎さんと万作さんは“さすが親子!”といった感じで息もピッタリで。
笑いすぎて腹筋痛くなっちゃいました(笑)

また、これで聟を演じた萬斎さん。
頼りない様子が面白くて、衣装を身に着けて出てこられた時は本当に初々しくて。
初めて穿いた長袴が慣れなくて、歩きにくくて。歩くのもやっとだし、方向転換する時は上半身の捻りによる反動を利用して「えいっ」と向きを変える様子がなんとも可愛らしくて、萌え萌えでした♪
お舅さんの前で失言や失態を繰り返す度に父親にフォローされるなんてメチャメチャ頼りないクセに、舅の家にいる太郎冠者には「酒をつげ」なんて偉そうな態度を取る、というそのギャップがまた面白くて。
舞を舞う時のお声は相変わらずの美声で。
本当に、誕生日のいい記念になるプレゼントをいただきました(^^)

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初春狂言福来る~東西狂言会~

解説  野村萬斎

素袍落
 太郎冠者:茂山千作
 主人:茂山正邦
 伯父:茂山千五郎
   後見:田賀屋夙生
(プログラムより)
 伊勢参りをしようと思い立った主人は、かねて同行を約束していた伯父を誘うよう、太郎冠者を使いにやる。急な誘いに伯父は同行を断るが、供をするであろう太郎冠者に遠来の酒をふるまい、祝儀の素袍を与える。各々への土産の配慮が面倒な主人から、必ず餞別は受け取らないよう言い渡されていた太郎冠者だが、伊勢に着いた時に着たらよいとの伯父の入れ知恵で、主人には内緒にしてありがたく受け取る。いい気持ちになって千鳥足で家に戻る太郎冠者。帰りが遅いので様子を見に来た主人はその姿に腹を立て、太郎冠者がうっかり落とした素袍を懲らしめのために隠してしまう。
 日頃身近に接している人間同士の心の触れ合いや葛藤を温かく描いた狂言の名作。


二人袴
 聟:野村萬斎
 親:野村万作
 舅:野村万之介
 太郎冠者:高野和憲
   後見:深田博治
(プログラムより)
 今日は聟入りの日。舅の家では準備を整え、聟が来るのを心待ちにしている。一方の聟は、一人で行くのは心細いからと父親に舅の家の門前まで付き添われてやってくる。聟に礼装の長袴をはかせてやり、表で待っている父親だが、太郎冠者に見つけられてしまい、一緒に舅に挨拶することになってしまう。しかし長袴は一つだけ。さて、親子はどうやってこの場を切り抜けるのか・・・。
 天真爛漫な聟の態度に慌てる父親。舞台上から漂う何ともほのぼのとした雰囲気をお楽しみください。

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コメント

結月様、おはようございます!虎鉄丸です。

遅れてしまいましたが、
お誕生日おめでとうございました!v
この一年は、お互いに激動の年(大げさでしょうか;;)となりそうですね。
気を引き締めて油断せず、そして乾塚ダブルスも堪能しつつ(笑)、悔いの残らぬようお互いに明るい未来を目指しましょう…!

それでは今回この辺で失礼いたします。またお邪魔いたしますね!ではでは♪

投稿: ko鉄 | 2007.01.24 01:31

>ko鉄さん♪

レスが遅くなってしまってすみません。今日の授業後にテストがあって勉強しなきゃいけなかったので。。。

誕生日のお祝いコメント、ありがとうございました(礼)
仰るとおり、今年はお互いに激動の年になりそうですね。いろいろと大変ですが、それはそれ、乾塚ダブルスは乾塚ダブルス、眼鏡’Sの新曲は新曲ということで(笑)堪能しましょうね♪
来週あたりから、めくるめく萌え萌えな週明けになりそうですし(*^。^*)
お互いにブログで萌えを吐き出しまくりましょう!(って、コラコラ;)
またのお越しをお待ちしております~(^^)

ついしん
朝からネットをチェックしている、というのはお見通しでございましたか(笑)
「データは嘘をつかないよ」
って呟きが聞こえてきそうでしたわ(笑)

投稿: 結月秋絵 | 2007.01.25 23:38

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